ドイツには毎年たくさんの日本人が訪れています。
仕事、研究、留学、ご旅行、ワーキングホリデーなどなど。
理由は様々ですが、私たちの願いはひとつ。
かけがえのない経験をしていただきたい。
そのお手伝いをさせてください。
新生活をドイツで始める方を応援します。住居探しから役所での同行通訳、ビザサポート、日常的な質問まで、新生活を専門的かつフレキシブルにトータルサポートいたします。
ツアーで旅行はつまらない。でも個人旅行でトラブルがあったら心配という方のご旅行中の安心をお約束します。レストランの予約や電車のチケットやヨーロッパ格安航空券の予約など、ほんの少しのお手伝いでドイツ滞在を何倍も楽しめることでしょう。
すっかり夏めいたお天気になり、夏が短いベルリンではみんなうきうきしています。
が!
私は怒っています!
なぜかというと
ドイツ人の辞書にはサービス精神という言葉が存在しないから!!
電話がつながらない、もしくは電話に出ない
まず、何か問い合わせしたくても、お客様センターの番号にはそうそうつながりません。
待ち時間1時間なんてこともざらで、1時間後にやっとつながったと思ったら「現在込み合っているので、他の時間にお電話ください」というアナウンスが流れ、一方的に切られた、、ということもありました。
たらいまわしにされる
やっとつながった!と思ったら、担当部署におつなぎしますと言われて、次の担当者につなげられ、事情を一から説明すると、担当部署におつなぎします。。これを5回くらい繰り返し、やっと本当の担当者につながった。。
電話で転送してくれればいいですが、事務所などに訪問して、担当者が今いないから来週また来てといわれ、次の週行ったら、また、担当は他の部署だから、、と言われた日にはキィー!!!となります。最初からどこに行けばいいのか行ってくれよ~。
担当者は休暇中です
ドイツに限らずヨーロッパは休暇大国。
休暇を取ることは法律で決められていて、社員が休暇をちゃんと取っていない場合は、会社が罰則をうけます。ですので、年末になっても有給を消化していないと「君、こまるんだよね、休暇取ってくれないと!」と上司からお叱り(!?)が入ることもあります。
また、休暇は最低1週間、最大で3週間ほど連続でとるのが一般的なので、担当者が休暇に入ってしまうと3週間作業が進まない!なんてこともざらです。
連絡がない
例えば、不動産にこの物件あいていますか、この条件で部屋がありますかと問い合わせるとします。もし物件があいていなかったり条件にあう部屋がなかったりしたら、日本の場合、「申し訳ありません、現在ご紹介可能な物件はありません」と少なくとも返信が来ます。
ドイツはというと、(いつもではないですが)返信がないことが多いです。もう一度問い合わせても、メールだと無視。電話はつながらない。じゃあ、しょうがないので出向くと、「今紹介できる物件がないから連絡しないのに、なんで来たの?」
先に出たインターネット会社でも、申し込みから1か月以上応答なし。お客様センターつながらない。やっとつながって聞いてみたら、「ドイツテレコムのインフラ整備のため遅れています。」だそうです。
それなら、一言いってくれりゃいいのに、、
ミスが多い、期日が守れない
ドイツの最大手の銀行で口座を作ったら、、
書類が間違った住所に行ってしまった。
書類が届かない(ポストに名前が出ていますかといわれたが、ちゃんと出ています!)
税理士に書類を頼んだら、、
書類を頼んだがなかなか送られてこない。この日までに必要なのでメールで添付してくださいといったら、前日に郵送。なんとか必要な日にはぎりぎり間に合ったけど、郵送じゃ間に合わない可能性大だからメールでって言ったんです!
担当者が辞めて、書類をほったらかすこと半年間。
アポイントの日を間違えている。
などなど、きりがありません。
こんなドイツ人たちと、サービス先進国から来た日本人のお客さんの間に入っている私の身にもなってもらいたいもんです。。と、もう愚痴しかでてきません。
お客さんによく聞かれることは
「これってドイツでは普通なんですか?」
普通とは言えませんが、頻繁にあることは確かです。
では、どう対処すればいいのでしょうか。
海外生活を始める方全般に言えることですが、リスク管理はあくまで自己責任で。ということです。
私は最初から人はミスをする生き物だという認識でいます。なので、「期日に間に合うかな?」「滞りなく作業が進んでいるかな?」と不安を感じたら、先回りして確かめます。誰かがやってくれるだろうという認識ははっきり言って甘いです。
また、時間には余裕を見ておきましょう。
ビザ申請関係だと、入国から滞在許可の申請まで90日間猶予があります。入国直後に外国人局の予約を取ってくる人がいますが、1,2か月くらいは準備期間を見ておいたほうが安全です。ドイツでは銀行口座一つ開くにもスムーズにいかないことがあるからです。
最終的には、諦めが肝心です。
ま、ここはドイツだし。。と思えば腹も立たない、、、ハズ、、、
かく言う私も腹を立てているんですが、ドイツ人たち、そういった意味では人間的です。
人間ですから、ミスをすることもあります。休みも必要です。自分の担当ではない案件まで面倒を見る必要もないんです。
日本では過労、ブラック企業などが問題視されていますが、消費者からの圧力も大きいのでしょう。
日本で働くみなさん、こんなゆるゆるなドイツのサービス業事情についてどう思いますか?
みなさん、こんにちは!
ベルリン在住の小倉亜美です。
私はベルリンにて女優/モデルとして活動しております。
前回は
【小倉亜美って誰?】
【ベルリンに移住するきっかけ】
についてお話ししました。
今回はさらに踏み込んで私の【ビザ取得までの道のり~日本編~】をお届したいと思います。
フリーランス経験ゼロ、もちろん実績ゼロからスタートした私が、実際にベルリンでビザを取得するために取った行動、
それは、、、、
第一にリサーチです!
WASABIさんから大まかなフリーランスビザについての情報は得ていたものの、彼女と私とではバックグラウンドが違うので鵜呑みにすることはできません。
というのも、ビザ申請は本当に個人により必要書類などが変わってくるからです。
そこで申請手続きを円滑に行うため、最新のビザ情報と手続きのエキスパートはいるのかをリサーチしました。
そうして出会ったのがcc-nipponの川嶋淳子さんでした。
良心的な価格設定と何度かメールでやり取りをしたのち、川嶋さんに申請サポートを依頼しました。
ビザ申請は今後の自分の人生を大きく左右する出来事かと思います。
やはり、信頼関係というのがとても重要になってきます。
ですので、不信感を抱かずに安心して依頼したいと思っていた私は、メールにて自分の現状も話しつつ連絡を取らせていただいたのを覚えています。
まだクライアントになるかわからない私にですら、川嶋さんは丁寧に回答くださり、ベルリンのビザ状況やフリーランスビザ申請に関してなどご説明くださいました。
そのクライアントへの不信感を抱かせない誠実なメールの言葉が決め手となり川嶋さんにビザ申請のサポートをお願いしました。
ですが、あくまでサポート。
目まぐるしく更新されるビザ申請に必要な情報とアドバイスをいただくだけで実際に必要な書類や実績・経験、クライアントをみつけるのは申請者本人です。
いよいよベルリン移住に向け準備を開始するにあたり、イメージを具体的にする為におおまかな渡独時期を決め、そこから逆算して必要な行動をとっていく事にしました。
私にとって大きな課題はこの二つ。
・フリーランスとしての実績づくり
・ドイツのクライアント探し
でした。
クライアント探しはベルリンを中心にドイツのアクティングとモデルエージェンシーに片っ端からメールを送りまくりました。
日本と少し勝手が違うのは海外ではCVという自己推薦書のようなものが必要になってきます。CVを読んで興味があればプロフィールを見る。という流れだと聞いたので、自分の経歴や強み、個性など端的に文章にしました。検索してヒットするエージェンシーやキャスティング会社約150~160社に送りました。複数回送ったところもあります。そうして、幸運にも興味を持ってくださったエージェンシーがアクティングとモデルで一社ずつ見つかり、推薦状もお願いすることができました。
続いて実績づくりですが、これはある程度時間を要するので、私のようにフリーランスとしての方向がまだ定まっていない方は早めに考えて動いていくのがいいかと思います。
今では色々な求人サイトがありますが、私はLancersというサイトを利用しました。海外のサイトではUpWorkなどがあります。後は自分のクライアントになり得る方や企業にコンタクトをとる!こと。
私も日本のゲーテインスティテュートや海外の案件が多い制作会社やキャスティングエージェンシーにコンタクトを取り、偶然にもドイツの国民的テレビドラマが日本で撮影するということでキャスティングされ撮影に参加することができました。
その経歴もビザ申請の際にアピールポイントとなったので、個人事業主であるフリーランスにとって、ネットワーキングはとても大切かと思います。
かくいう私も、今までバイトでもなんでも「与えられている仕事」ばかりだったので、
ここにきて初めて自分から「与える仕事」へのシフトチェンジが必要でした。
果たして自分は何を提供できるのか?何を提供していきたいのか?どんな働き方がしたいのか?色々考えました。
もちろん演劇は絶対やっていきたい。
それに付随して可能性を広げた時に、学生時代様々なスピーチコンテストで築き上げた実績を思い出し、ナレーションと翻訳で実績を作ることにしました。
学生時代の実績もそうですが、ナレーションや朗読の資格・検定なども取得していたので、経歴に書くことで幸いすぐにクライアントが見つかり、翻訳、ナレーションの両方でいくつかお仕事をさせていただくことができました。
実際、移民局でのビザ面接の際も担当官にナレーション、演劇で学んだ証明を求められました。実績もそうですが、独学ではなくキチンと専門的な知識があること、だから仕事をしている(実績がある)という証明できたことで女優・モデル・ナレーターとビザに項目を追加してもらうことができました。
実力もさることながら、それをキチンと証明できる。
ドイツという国が資格・学歴を重んじる国だと実感した体験です。
またビザ申請で大事になってくるのが銀行口座の預金額!
銀行に生活していくための十分な金額があることを示すのもとても大切な要素なので、ずっと続けているインストラクター業もフリーランスの仕事と並行して行ってきました。
その間も川嶋さんと定期的に連絡を取りつつ、必要書類を集め、まとめたりして実際の渡航日まで準備しました。
ここまでが私がベルリン移住を決めてから日本で行ってきた準備となります。
ただビザ申請には住民登録がマスト!
これは現地にいないと中々難しいのが現状です。
というのも、ベルリンは住居難。
現地の方でさえも四苦八苦している状況です。
次回はそんなことにも触れつつ、現地での生活の様子をお届けしたいと思います!
最後までお読みくださりありがとうございます。
Viele Grüße
Ami
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